難しい高木伐採(1日目)

 前日の薪割りも無事に完了いたしました。貴重なお仕事をいただけたことに心より感謝申し上げます。また何かございましたらご相談いただけると嬉しく思います。


 本日のお客様は高木伐採をご依頼いただいた不動産会社様です。予定では、作業に2日を計画しております。
4本の伐採でどちらも10mから14mの高木です。高所作業車は使えず、木登りをしてロープによる枝下ろしの作業となります。
難しい状況ですので何件もの業者様がお断りになったようです。それ程難しい伐採となります。

1本目は中央の斜めになっております木が12mの伐採の対象木です。

ツルが複雑に絡み合い、伐採方法について考えては悩みました。
木登りもやっとで頂上まであと3mというところまでしか登れませんでした。

近づいてみるとツルが細かく絡みあっております。はじめに7mの2連ハシゴを掛け、出来るだけ上まで登ります。

こちらはハシゴの途中で撮影いたしました。

細かくツルが絡み合っておりますので、複雑な迷路に迷い込んだような状況でした。さらに木登りをして頂上を目指します。

 今回はロープの切り口の上下二箇所を結び、あえて受け口は掘らず、しなる皮を利用し曲げたい方向とは逆から切り込みました。先の方にロープを投げつけて縛り、下からお手伝いいただいております植木仲間に徐々に下から引っ張っていただきゆっくりと曲げ、お隣様とお客様の物件に当たらないようにコントロールさせていただきました。

こちらのツルを利用させていただき枝切りで一本ずつ切り、さらに曲げて参ります。

ハシゴ付近までは小型チェンソーを使い幹を切って降りて参りました。

こちらのハシゴの掛け方は危ないのですが、こちらのポジションでのみ上がることができました。
ハシゴと幹にはしっかりとロープを縛って固定しております。

 次はお隣の木です。2連ハシゴで上るのはこちらまでが限界ですので、こちらから木登りしていきますが途中、枝がございませんでした。ロープを上に掛けロープだけで登るか迷いましたが、上にツルが絡み合っており、登る邪魔になりますので違う方法で登ります。

こちらが今回登るためにいたしました方法です。

枯れ枝でなくなりました節を利用して足掛け台を作り、そちらに足を掛けて登ります。
あまり切りすぎると登った時に折れますのであまり切らないようにいたします。それでも頂上では細いので大変揺れました。

 本日は2本目の途中まで切り、夕方に予定が控えておりましたので早めに上がらせていただきました。お手伝いしてくださった仲間に心より感謝申し上げます。

 お客様にも感謝の気持ちでいっぱいです。引き続き後日作業にお伺いしますのでよろしくお願い申し上げます。
このはなガーデンの力となるお仕事を与えていただき誠にありがとうございます。
さらに多くのお困りのお客様に対応できますようこれからも技術を磨いて努力いたしますのでよろしくお願い申し上げます。

 本日も貴重なお仕事をいただき誠にありがとうございました。