2018年台風21号の巨木の倒木処理(推定8mの五葉松)

  本日のお客様は2018年の台風21号による強い風で倒木いたしました木の伐採をご依頼いただいたお客様です。便利屋様を通してご依頼いただきました。

 こちらの木は、お隣様の桜にかかり木となっておりましたので傷をつけないよう処理いたします。そして何処も傷をつけることなく安全に作業をいたします。

お隣様の桜に寄りかかり、倒れずに止まっております。枝は倒木のご依頼をいただいたお客様がご自分でチェンソーを購入されて枝を払い、幹の処理を試みたとおっしゃっておりました。

重量が相当ございますので切り方を間違えると命に関わりますので、お辞めになりご依頼されたようでした。
こちらは長年伐採していても難しい作業となります。

雪を被っておりますが、直径は45cm程ございます街の中の庭木では太い方で立派な木でした。

根がついていたのは3分の1程のみでした。そのため切っていくと軽くなり、持ち上がることは根本付近まではないと思い作業にかかりました。

 はじめに4トンクレーン車で木を持ち上げる前に重量的にギリギリだと存じましたので桜にかかっていない枝を全て登って切り上げてまいりました。切る枝がなくなりましたらクレーンでゆっくりと持ち上げます。

1トン半は幹重量があると想定しておりましたので、アウトリガー(クレーンが倒れないように踏ん張る足)が浮き上がることが予想され、反対のアウトリガーを確認しながら作業いたしました。

予想通り少し浮き上がりましたがギリギリ持ち上がりましたので、かかり木の部分が離れたらすぐハシゴをかけ、先から切り上げてまいりました。

上の写真が浮き上がり、切っております状態です。太いところまで切り上げます。切った木を落とす場所は限られておりましたが、狭い部分に庭木を傷をつけないように落としてまいります。お隣様のサラシ竹の塀作りの部分の手前まで切りました。

 次に大型チェンソーで切りますが、柵を壊したり庭木が折れないよう幹をそのまま切って落とせませんので、一旦木の力で浮いたか確認の為クレーンを少し下げ、五葉松の力で浮かないか確かめてみました。

ワイヤーを掛けた場所が丁度よく、予想通り浮いたのでこちらの場所でクレーンから外し、今度は切った方の側の幹にワイヤーを掛け、少しずつ切ってクレーンで荷台まで運ぶ作業を繰り返しました。

柵から離れるまで細かく切っては運びを繰り返しました。

最後はぶつかる庭木などがなくなった為大きく切って切り終えました。こちらまでくると重くてクレーン車が近い状態ではないと重量オーバーで持ち上がりません。それぐらい重量がございます。

雪が降りながらの作業でしたので切り株に雪が積もってしまいましたが、立派な切り株でした。根の処理のご依頼はございませんでしたのでこちらで本日の作業は完了いたしました。

スムーズに作業が出来、安全のうちに完了することができました。

 ご依頼主様もお隣様もずっと気になっておられたようでしたので、大変温かい感謝のお言葉をいただき、こちらこそ力となりお客様のお役に立てる仕事が出来たことに大変嬉しく感じました。
お客様とお隣様の不安が解消できましたことにホッといたしました。
お客様とお隣様の親切で温かいお心遣いと、ご依頼下さった便利屋様にも貴重なお仕事を下さったことに心より感謝申し上げます。
また何かございましたらご相談いただければ嬉しく思います。
今年も余すところわずかとなり、寒さも本格的になってまいりましたのでどうぞ御身お大事にお過ごし下さい。

本日は貴重なお仕事をいただき誠にありがとうございました。