雪吊り冬囲い (2日目)

 本日のお客様は昨日に引き続き冬囲いの雪吊りをご依頼いただいたお客様です。本日は3本の雪吊りを行う予定です。

 メインの赤松の雪吊りからいたしました。こちらの赤松も作りも門被りの大変素敵な赤松でした。折れないよう縄を20本配ります。

門が下にございまして、そちらの屋根の上に被っております。

丸太が立てられる場所は根元付近のみですので、門に走っている方が幅広くなりますが、良い仕上がりになったかと存じます。

 次はオンコの雪吊りです。縄数は16本で玄関前にございますので豪華に見せます。

こちらのオンコは以前に雪の重みで枝が一箇所折れておりまして、そちらをシュロ縄で補修してから吊りをいたしました。
丸太を向かってもう少し左に配置いたしたかったのですが、枝で丸太が入る隙間がございませんでしたのでこちらの位置がベストな位置となりました。折れた箇所にさらにサラシ竹で持ち上げ、そちら側に垂らした縄で吊り二重に枝を守っております。
幹の曲線が素敵なオンコでした。

 最後に五葉松の雪吊りです。枝数が少ないので14本の縄数で吊ってまいります。1つの玉が大きく、雪が相当乗ることが予想されますので1本の枝に2本の縄を掛けるなどしっかり守っていきたく存じます。こちらの木も頭に玉がございますので丸太を立てる位置を掻き分け入れ木に抱き合わせました。

 本日の作業はこちらですべて完了いたしました。木の作り方の勉強になり楽しく仕事をさせていただきました。
素敵なお庭で大変素晴らしい木々を拝見し癒されながら冬囲いをすることができました。温かい親切なお言葉をかけてくださり、貴重なお仕事をいただき心より感謝申し上げます。
またお目にかかれる日を楽しみにしております。暮れゆく秋を感じるこの頃、寒さも日増しにつのる季節ですのでどうぞ御身お大事にお過ごし下さい。

2日に渡り誠にありがとうございました。