オンコ3本・エゾマツ2本の剪定、エゾマツ伐採

  本日のお客様は今回で今年3回目のご依頼をくださったお客様です。誠にありがとうございます。本日はオンコの剪定とエゾマツの剪定、伐採をいたします。

オンコは剪定時期が遅くなってまいりましたので来シーズンの剪定を予定しておりましたが、先回のモクレンに続き今年お願いくださり剪定させていただきました。
はじめにエゾマツから伐採いたしました。

手前のモクレンが前回剪定いたしましたモクレンでその奥の細いエゾマツが伐採木です。高さは5m程ございますが一回で根元から手鋸で伐採いたしまして半分に切ってトラックまで運びました。手鋸は前に刃をダメにして替刃が新しいので一瞬で切れます。

切った状態です。半分2m50cm程に切っておりますが、このように置いてみると5mは高いですね。エゾマツは真っ直ぐに成長するので綺麗な幹をしておりました。木肌も大変綺麗です。こちらで伐採は完了いたしました。

 次はオンコの剪定です。高さは5m弱ございます。お隣様の車庫の高さまで頭を落とすというご依頼をいただきましたが、確実に枯れ込みますとお伝えいたしました。ご相談で枯れる前のギリギリのところまで切ってくださいとのご依頼をいただきましたので高さから詰めて太枝を抜いてまいりました。並んでおりましたで2本とも一緒に剪定いたしました。

こちらの色の調和が気に入っております。前回剪定いたしましたモクレンの色に、今回剪定はいたしおりませんが手前にございます紅葉しているモミジと、今回剪定いたしましたオンコの色合いが個人的に好きです。

 次はエゾマツの剪定です。エゾマツは前々回の剪定時に頭をかなり落としました。こちらのままでは木の上に大変雪が積もり、危険な状態ですので雪が乗らないように剪定で小さくして透かすというご依頼です。

エゾマツは切り方を間違えると簡単に枯れてしまいます。街中のエゾマツでも強い剪定により枯れ込んでいるエゾマツを多く拝見します。今回は頭を同じ年に落として強い剪定をいたしておりますので枝先は切らず、切り戻しのみの柔らかな枝を自然的に残してまいります。
そうであっても太枝を切らないと詰められないので、細かい中枝は均一に透かすだけで切り落とさないようにいたします。

太い枝には細かい葉が残っておりますので、枝が枯れ込まなければ将来的に使える枝になることをイメージして少し中側で切っております。また下枝をお客様が以前に切られておりましたので、下の幹から銅吹きが出てくることを願っております。

そういたしましたら将来的に大変形の良い柔らかな盆栽のようなエゾマツに仕上がり、お庭全体の木々の大きさのバランスが良くなると想像しております。

 さらにリビングの前のメインとなるオンコの剪定です。お客様がリビングから1日のうちに多くご覧になると存じますので、綺麗に透かしていきたいと思います。目隠しにもご利用されていると思いますので少し濃いめに透かしてまいります。

樹冠から出ているところを全体の樹冠に収まるように強い枝から抜いて柔らかさを出してまいります。その後に下の方から透いて頂上の濃さを下に合わせてまいりました。三脚を動かし、また同じことを繰り返しぐるっと回って完了いたします。

想像通り下に少し陽が当たらない分、中枝が少ないので少しだけ薄いですが2年間剪定いたしますと下枝も充実し大変よくなる木だと存じます。また枝先は切らずに切り戻し剪定で柔らかく仕上げております。

下にはお客様がお作りになった玉作り風の枝がございましたがこちらを残させていただき、通行人が歩いて来た時の目隠しに使わさせていただきました。こちらの枝も少し透いております。
こちらで本日の作業は完了いたしました。この後トラックに積んだ剪定、伐採木の投棄に向かい本日の作業は終了いたしました。
年に3回もご依頼いただき誠にありがとうございました。
最後に完了をご覧くださり喜んで微笑んでいただき私も大変嬉しくなりました。温かいお言葉にも心より感謝申し上げます。お客様に喜んでいただけるのはこのはなガーデンにとって最高の力の糧となります。
これからもお客様に喜んでいただけるよう日々努力してまいりますのでよろしくお願い申し上げます。
街路樹の落ち葉もひらひらと舞い散る季節となりましたので、どうぞ御身お大事にお過ごし下さい。
本日も貴重なお仕事をいただき誠にありがとうございました。